美大時代に、学校で出される課題をやっていく中で気付いたことがある。
出された課題から、作品作りをするのにたくさん案を出すのだが、その案も大体みんな似たり寄ったりなテーマや言葉が出てくる。その中でそれぞれが決め、作品を作る。
で、偶然にも同じテーマを扱う人がいたりして、それぞれに課題に沿った作品を作るわけだが、、、同じテーマにも関わらず、同じ作品ができることはない。
それぞれの個性があり、視点がある。自分と同じようなテーマを扱っている人の作品を見て、「あ、その視点もあるのかー」と思うことはいつもあった。いつも考えさせられることばかりだった。
なので、有名なアーティストにしろ、メディアで人気(一般人受けする)のアーティストにしろ、時々「あれ?似たようなことしてる(作品作ってる)作家いたよな〜」と思うことはよくある。 人間の考えうる発想はみんな似たり寄ったり。しかし、出来上がりは全く別物になる。
生まれた時代や、育った地域や環境、影響を受けた人等、みんな違う。双子でさえ違うわけだし。
常に人の話に耳を傾けて熱心に聞いてくれたり、人の考えにも理解する努力をしようとしたり、思考が進化してる人と話すことは、刺激を受け合いワクワクしそうだが、
思考停止してしまった人は、(十人十色とはいえ)それも個性ということでいいのだろうか?そういう人と話をするときは、私自身を没個性にして対応するしかしようがない。こちらの意見に耳をかさないわけなのだから。もっと自由に話をさせてほしい。
思考停止してる人は、ある意味独裁者に近いのかもしれない。我々は従うことしか許されない。パワハラの原理はこれか?
また色々調べることが増えた。
眠れない日は思考がぐるぐるまわる。