つばさの雑記帳

2019年7月からはじめました。

4ヶ月ぶりの更新

このブログをそろそろ終わりにしようかなぁと思いながら、放置していましたが、心のうちをポロポロ話す場所がないので、やはり継続しようかと考え中です。

美大に行っていた頃、大学の先生(多分その当時は講師)が、絶対読んでほしいと生徒に訴えていた(薦めていた)本が「星の王子様」だったのだけど、20歳になるまでちゃんと読んだことがなく、その時にはじめて、自分で買って読んだ記憶がある。読んで自分の考えが固まった。数字を追う人間にはなりたくない、やはり会社員にはなれない。

話は遠回りになるが、、、

人は社会人になったら、ロボットのようにあくせく働いて、心を失ってしまい、楽しくもない人生を生きていくのが普通だと思い込んでいたところがあった。

それがイヤで美術の世界に進路変更した。

今の日本の社会のほとんどの人はが、結局、ロボットのように心のなくなってしまった人があいかわらず多いと思う。逆に言えば、ロボットのようにルーティーンで生きる方が「楽」であるとも言える。

星の王子様には、ヒトが生きる意味、純粋さが描かれてるように思う。

20歳の時に、そんなことを自分の中で考え、会社員にはなりたくない!と思っていたのだが、現実、絵で生活できるわけではなく、働かねば奨学金も返済できないし、結局は、私も社会のロボットになってしまった。

ロボットになった結果、心が壊れ、過呼吸になったり、仕事をやめざるを得なくなったこともあったし、、

結局、私には、機械のように無意識に心を無くして会社に通うこと自体、合っていないタイプではあった。(そもそも、わかっていた。)

そう、何がいいたいか、

日本において、会社や組織は、働く側にとって、大変なシステムになっている。もっと、みんな休んでいいし、残業なんかやめればいい。(例外の職ももちろんある)

フランスのゴミを収集する従業員たちがデモをおこして、フランスの街がゴミで溢れているという記事を読んだ。日本も働く側がもっと働き方を改善するよう訴えてもいいと思う。(フランスは行きすぎてるが)

日本人は、ほとんどの人が文句も言わず、変化を嫌い、大変な仕事もちゃんとやろうとする。それはいいことではあるが、それを続けるということは、後の世代にもそれを強いているわけで、みんながつらい。全員がそこに気付けけば、過度なサービスもしなくていいし、働く側の負担が減るだろうに、、と思う。

数字として表にはでてきてなくても、心の壊れてる(壊れかけてる)人は、かなりいるのではないか?

カウンセリングを気軽に受ける文化が日本には定着してないから、自分は心に問題があるとは思いたくないし、言えない人が多いと思う。働きすぎで心を壊した程度は恥ずかしいことではない。当たり前のことだと思う。

時間にもゆとりがない、お金にもゆとりがない、こころにもゆとりがない、、、

ほんとうにヤバいことだと思ってる。

60を過ぎて、定年退職したり、年金で暮らしている世代になって、やっと自由が手に入る。我々の世代は60過ぎくらいでは定年退職して再雇用で低賃金で働かされ、年金も当分もらえない、一生自由がない。せめて、残業減らす、給料あげる、有給とりやすくする(会社にもよる)ことも必要になってくる。もっと家庭や友達、趣味を大事にした方がいいと思う。

サラリーマン的に働ける人とそうでない人とわけて考える必要もある。みながみなサラリーマンに向いてるわけでもない。

生きづらい日本、だけど居心地のいい日本、両方求めるのは難しいのだろうか。とも思う。