つばさの雑記帳

2019年7月からはじめました。

効率ばかりではいけないと思う。

美大に行く前に、某私立の経営学部に在学していた。1990年代のお話です。

親の言うなりに生きていたら、なぜか、気付いたら経営学部に通っていた。

私は授業にはしっかり出席し、ノートもしっかりとっていた。

このまま、大学を卒業したら、つまらないOLになってつまらない人生が始まるなぁ〜と常に心の中では思っていたが、親が怖くて、親の言いなりに生きてきた結果が、その大学だった。

その大学にはチャラチャラした学生もいっぱいいて、その雰囲気も好きではなかったが、テスト前になると、「ノートを貸してくれ」という輩が出てきて、私は素直に貸していたが、私自身の手元からノートがなくなるので、私自信が勉強できなかった(今なら、スマホで写真とればすむ話かもしれないが)。それも嫌だったし、テストの過去問のコピーが出回っていて、そういう先生は毎年同じ内容の問題を出すという、なんだかよくわからない事になっていた。過去問のコピーが出回る話は、どの大学でもあることなのかもしれないが。

私はノートを借りる側ではなくて、貸す側だったのだけど、こういうのって断れないから、自分が利用されてる(搾取されてる)気持ちになって、つらかったのだけど、そういうのって、借りる側は無神経なんだろうなぁと思ったりする。色々あってその大学は辞めたかったし、アートやデザインの勉強がしたいのと多様性や個性を重視する世界観に憧れて美大へ行く決心をしたのも、こういう背景もある。当時習っていた英会話学校が倒産したことも方向転換のきっかけになった。母に美大に合格しないとその大学はやめたらいけないと言われ、一回で美大に合格したのだけど、それが私の1回目のシフトチェンジなのかもしれない。シフトチェンジというより、親のいいなりからの卒業?


ノートの話を思い出したのは、とある動画を見て記憶が呼び起こされた。勝間和代さんが動画の中で、大学のテストでも資格試験でも、「先輩に学べ」という旨の話をされていたが、そこは理解できる。のだけど、勝間さんは大学生の時、自分はノートをとらず(とれず?)、上手にノートをまとめてる人のノートを借りて要領を得てやっていたようだが、そこに関しては鵜呑みにしてはいけないなぁと思った。自分の効率だけを考えているように思えるし、でもそうやって人を利用することに対して「それでいいんです」的なことを言うのは、相手への思いやりに欠けている人だと思える。

私自身、ノートを貸す側で、いやな気持ちになったし、貸してほしいという人は友達でも仲良くもない人だったし。効率効率でのライフハックはいいのだけど、人の気持ちも奪ってはいけない。ライフハックというよりロジカルシンキングなんだろうけど、自己中な行動は人を傷つける。

ライフハックは好きなので、勝間さんのYouTubeも見るし、書籍も読むけど、たまに人間としての人間性がロボットなんじゃないかなぁとも思う。別に批判しているわけではなくそこが面白いと思って、見ているところもあるのだが。

世に中、言葉では表せないこと、感じることってたくさんあって、読書も重要だけど、読書だけじゃ頭でっかちになる。言葉では表せない感情を、絵で描きたくなる気持ちを最近忘れていた。

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