つばさの雑記帳

2019年7月からはじめました。

Netflix『ミス・アメリカーナ』Taylor Swiftのドキュメンタリー、摂食障害、セクハラ裁判、カニエ事件等々を通して今のテイラーができた。

Netflixで配信中のドキュメンタリー映画 『ミス・アメリカーナ』を観て。

(ネタバレあり。個人の感想です。)

気になっていたが、なかなか観られず、やっと最近観た。

テイラー・スウィフトのドキュメンタリー、

テイラーの弾くピアノの上を猫が歩くところかははじまるので、もう猫好きとしてはたまらない感じもあったが、

思った以上に心が揺さぶられる内容だった。

ざっくりと、

  • 過去の摂食障害だった頃のこと

  • カニエ乱入事件(MTVのミュージックアワードでテイラー・スウィフトの受賞スピーチでカニエウエストが乱入しマイクを奪いビヨンセの歌が素晴らしかったと言い、彼へのブーイングがテイラー自身に向けられたと勘違いし何も言えなくなり、動揺するという出来事)

  • 2017年のセクハラ裁判等のくだり(詳細はこの中では語られないが、写真撮影中にスカートの中に手を入れられお尻を掴まれるとうセクハラ事件)

  • 2018年にTwitterではじめて(中間選挙のさなか)政治的発言を投稿するくだり (テイラーはカントリーミュージック出身なので幅広い白人のファン層も多いなかで、民主党支持すると表明するのは、すごい覚悟を決めていることを意味している。)

  • 音楽の才能のすごさ(様々な出来事を歌にしてしまう。)

Shake It Off

Shake It Off

  • 発売日: 2014/10/27
  • メディア: MP3 ダウンロード

【まとめ】

かつては、いい子でいること、人に認められることを目標としていたが、 人気になって、様々な出来事があり、 ただ、笑顔で手を振るお人形さんみたいなのが、もう耐えられなくなった。 ファンが減ろうが、殺されようが(は大袈裟かもしれないが)、自分が正しい道と思ってる道を行くことに決めた、という強い決意みたいなものが、すごく伝わってきた。

【日本とアメリカを比較して思うこと】

アメリカは日本と違って、もっと気楽に政治的発言ができているのかと思っていたけど、発言するには、いろんな人に気をつかわないといけないし、場合によってはアーティスト生命も絶たれてしまうことも過去にはある。日本も同じ状況だと思う。

日本もアメリカも実は思ったほど自由な国でもなくて、 最近の対racist の抗議デモや、 ハッシュタグmetooやkutooのような、セクハラ問題や女性差別的なことに関することに声を上げるという動きや、 snsの誹謗中傷問題等、 にも通づるけど、

インターネットで情報も世界中に発信して簡単に共有できてしまう今だからこそ、やっとみんなで声を上げられる時代になってきたのではないかなぁと。今まで沈黙していた人々も昔よりは発言しやすくなってきたのは確かだ。 日本もそういう動きがたくさん出てきている。 (私もまさに、セクハラされたり痴漢にあったことあるけど、その時は黙ることが正解だと思っていた。なかった事にしていた。)

テイラーのような有名人で影響力のある人が、声を上げる意味は大きい。 ほんとテイラー・スウィフトがいてくれてよかった。

【ここからは思い出話】

2009年リリースの歌、 「you belong with me」のPVをはじめて見たときに、すごいいい!って思って、衝撃を受けた。 2011年2月13日、大阪城ホール、まだガラケーだった頃、コンサートに一度行った。すごい熱気で、パワフルだった。ライブ中の写真撮影もOK(海外アーティストは多い)だったので何枚か撮影した思うけど、データがなくなってしまった… その時撮影した唯一残ってたコンサートの写真↓

2011年の3月上旬の2週間、オーストラリアに超短期留学に行った。 その前の2月下旬にiPhone4をはじめて買ったから、テイラーのコンサートへ行った時はその前で、まだガラケーだった。 iPhoneに変えてからの写真はバックアップで残してあるけど、ガラケーのデータは全然管理してなかったからなぁ。まぁしょうがない。 東日本大震災の時は、ちょうどオーストラリア留学中だった。

私がコンサートに行った頃の初期のテイラー・スウィフトの歌は、今と違って、“カントリーミュージック”調な楽曲が多い印象だったけど、最近の歌は、本当に変わった。どっちがどうってことじゃなくて、どっちも好き。

【最後に】 この「ミス・アメリカーナ」をみて、 最近のテイラー・スウィフトのTwitter投稿が、政治的発言が多いのも、すごく納得できた。

【最近の曲】 「the man」のミュージックビデオは、またすごいかっこいい。女体盛りまである。面白い。でもそこには強いメッセージがある。いやすごい。

簡単に言えば、フェミニストのうただとも感じるのだが、日本でぼんやり生きてるとフェミニストという言葉がピンとこない。 フェミニストの定義って何だろう? 日本人同士で、そんな会話をすることもない。 でも、この曲はそんな印象を受ける。 私は、男優遇な社会の世界で生きて、全てあきらめてきたし、声を上げる事自体疲れた。無駄と思ってきた。のれんに腕押しなのももう疲れた。男性には何も響かない。 男性の気持ちが女性がわからないように、女性の気持ちも男性にはわからないと思う。だけど、これをしたら悲しむだろう…とか想像することはできる。 私が思うに男性は女性より想像力に欠けてる。共感能力も低い。なので、この壁をクリアできないと、いつまでたっても何も変わらない世界になる。なので、トランプがこのまま大統領だと、ほんとアメリカはヤバい国になってしまうかもしれない。『only the young』だけが変えられるとも思わないが、アメリカがヤバそうなのは、何かわかる。